「10年ぶりの全国大会!?」
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菅谷 哲志 |
「全国大会」。 自分にとっては高校時代にインターハイに出場して以来立っていない舞台・・・。 思えば11年前。あれは1996年の山梨インターハイ。久々に当時の日記を読み返してみると、インターハイに対する情熱はものすごいものだったのだなとあらためて実感。 しかし、当時の結果は記録なし。情けない結果に終わり、疲労困憊&意気消沈して茨城まで帰宅後に風邪でダウン。 以後、大学4年間は記録を伸ばすも全日本インカレの標準記録を出すことが出来ず、引退。 大学を卒業し、陸上競技とは無縁の生活。 しかし、「三段跳で15m跳べずに引退って、ちょっと中途半端すぎる」と思い、色々探し当てた結果、約1年半のブランクを経てbeingに入会。 競技復帰後も全国大会とは無縁な状況でしたが・・・ (全日本実業団選手権の標準記録は14m90。ただ今この記録に向けて格闘中です・・・) そんな中、「青年大会」という大会があるのを去年の夏に知り、今年、三段跳にエントリー。 夏の県大会では・・・出場人数は私一人・・・優勝!! 県大会での菅谷さんの跳躍です。前日は川崎まで遠征という強行軍でした。 「この大会、知名度薄っ!!」と思いつつも、この次は全国大会? え?去年の全国大会の優勝記録、13m台? 「勝つしかないっしょ。てか、絶対勝つ。」 |
そんな思いが県大会終了後に沸々と湧き、やってきました〜、11月10日。 大会の1週間前に、ちょっとしたケガをしたものの、仲間の助けと応援、そして「気力」で何とかしてギリギリ克服。 そして当日、場所は国立競技場。おお〜、「全国大会」に相応しいんじゃない〜?雨降ってるけど、そんなの関係な〜い!! ウォーミングアップを早々と始め、病み上がりなりに調子は戻ってきているのを確認し、いざ招集へ!! 人数は若干少ないものの、やっぱり緊張感はある・・・ いや、今日は勝ちに来たんだ!!買って美味い肉食って美味いビールを飲むんだ!!(笑) その想いが通じたのか・・・? 2本目に13m79を跳躍し、去年の優勝者を抑えて優勝!! インターハイとは違いちょっと寒々しい天気の中でしたが、みんなが自分を囲んで写真撮ってくれたときの気持ちは、当時の暑さなんて比較にならないくらい熱かった!! そこで気づいた。 「そうか、俺、全国でのタイトル取ったんだ。」 ってことに。 そうなんです。being入会以来全国大会に無縁の男が、全国でのタイトルを取れたってこと。 この瞬間、本当に入会以来「最高に充実できた大会だった!!」と実感。 やっぱり、大会のレベルはどうあれ、全国での優勝。嬉しくないはずはない!! しかし、俺はまだまだ驀進します。 真の目標である「全日本実業団選手権」に向けて。 全国青年大会で協力してくれたbeingの仲間たち、1週間前のケガを心配してくれた友人たち、本当にありがとうございました!! そして、これからもよろしくお願いします!! |
すがや さとし |
(2007/12/4 update)