２００８年度
トラック＆フィールドシーズン反省

【菅谷　哲志】（09/02/16update）
(1)2008年主成績
三段跳：14ｍ46（茨城県選手権）、走幅跳：6ｍ60（茨城県リレー選手権）…自己ベスト、110ｍＨ：17″36（下総記録会）、100ｍ：12″21（流通経済大記録会）
(2)2008年度を振り返って
　2008年は一言で言えば、「好調だったが、同時に惜しいシーズン」だったと振り返っています。
　まずは、走幅跳での自己新。シーズンインから自己新という調子だった上に、直後の熊谷市選手権（５月）でも自己新に１ｃｍと迫れたのは大きな収穫でした。
　しかし、本職の三段跳の方で大きな結果が出るのでは？と思っていた矢先、茨城県選手権ではウォーミングアップ中の踏切脚のアキレス腱痛が響き、結果は14ｍ46どまり（beingセカンドベスト）。試合１週間前の絶好調ぶりから考えるとかなり不甲斐無い結果になってしまいました。
　その後はケガもさることながら練習不足等が響いて身体は非常に重く、調子を維持することができなくなり、秋の東京スポーツ祭典で何とか14ｍ台を出すのが精一杯。今でこそ練習できていますが、後半戦では非常に苦戦してしまったというのが正直な心境です。

熊谷市選手権・走り幅跳び。リレー選手権に続き好調だったが、惜しくも自己ベストまであと１ｃｍ。

試技直前の助走練習で発生したアキレス腱痛が響いた県選手権。来年こそは全日本実業団の標準（14ｍ90）を！！
(3)今後の課題
　まずは去年からの継続として・・・筑波山登山で体幹持久力と脚力強化！！今年は練習時間が去年に比べ取りづらくなるので、「質」に重点を置いてやっていきたいです。
　また今後の課題として、「踏切直前に間延びをしない助走」を心がけます。２〜３月は助走練習を増やして、シーズンインまでにリズムアップ体得を目指します。

筑波山を全力で登山＆下山。冬期練習の醍醐味！？　効果大ですが、二日間は筋肉痛が取れません。
(4)２００９年度の目標
　やはり、「全日本実業団出場」！！今まで何度となく掲げてきた目標でしたが、今年は年齢も20代から30代になるという節目の年。プライベートでも結婚し、普段の生活の協力者も出来たと言う事で、二人三脚で競技の向上を目指します。
　欲を言えば本職（三段跳）以外で・・・
　走幅跳：6ｍ80
　走高跳：1ｍ80
を超えたいですね。

【近田　伸吾】（09/01/12update）
(1)2008年主成績
走高跳：2m05
　東日本実業団５位、関東選手権５位、全日本実業団９位
１００ｍ：11"56（-1.0）、１１０ｍＨ：16"03（-0.9）
(2)今シーズンを振り返って
　昨年の関東選手権で２位になっていたので日本選手権Ｂ標準（２ｍ１０）を突破して日本選手権に出場するのが最大の目標でした。

　冬季練習の早い段階からＢ標準を意識して練習に取り組んできました。普段からの歩き方やランニングフォームを意識したり、ジャンプドリルを丁寧におこなったりと、十分に準備をしたつもりでした。

　標準記録の期限は６月１日の下総記録会までで、出場可能な試合は出場しました。合計８試合に出場しましたが結局２ｍ１０を超えることはできませんでした（２ｍ０５）。原因は「跳躍練習不足」だと思います。筋力が上がっても、技術が習得できなかったことが最大の原因だったと思います。

　シーズン後半は「関東選手権から全日本実業団」という流れでした。しかしインターハイのサポートの疲労、流経大記録会でのアキレス腱のケガなどで夏場のトレーニングが思うようにいかず、後半戦は苦戦が続きました。

(3)今後の課題
　この冬は補強中心のメニューで「けがをしない身体」をつくることから始める予定です。その後はしっかりと走り込み、十分な技術練習、そして補強と総合的に練習していきたいと考えています。
(4)２００９年度の目標
　まずは３年間超えていない２ｍ１０を跳ぶことです。早い時期にこの記録を出せれば日本選手権Ａ標準の２ｍ１３が見えてくると思います（標準記録は２００８年度参考）。そして全日本実業団での表彰台が目標になります。

　サブ種目やリレーも積極的に出場していきたいと思います。サブ種目はきめていませんが冬季練習の進行具合で決めていきたいと思います。リレーはＢｅ記録を更新したいですね。競技力向上委員会での情報交換もしっかりとやっていきたいです。

　なんだかんだでやる事いっぱいですね。

【齊藤　春彦】（08/12/30update）
(1)2008年主成績
円盤投：30m12（自己ベスト、茨城県選手権初出場）
(2)今シーズンを振り返って
　今年の最大の目標はいずれかの種目で茨城県選手権（７月上旬開催）に出場することでした。昨年12月に「2008年は円盤投げをメイン種目でやる」と決めてから、今まではやらなかった回転投げ（一回転半のターン）を取り入れて、地道に練習しました。私は幸運にも自宅近辺に投げられる場所があるのでmy円盤（！）を２枚購入し、試行錯誤しながら楽しく投げていました。
　そしてシーズンイン。初戦となる茨城県リレー選手権・兼記録会にほどよい緊張感で臨むことができました。石崎さんのアドバイスを受け３投目に「失敗してもいい、思い切り投げよう！」と集中し、全力で放った円盤は30mラインをぎりぎりで越え（30m12）、県選手権の参加標準記録＝30m00を無事突破できました。
　ところがこの翌週から腰痛が発生し、定期的な投げの練習ができなくなる等、順調だったリズムが狂い始めます。それでも目標の県選手権（７月６日）までには立て直し、心身ともにいい状態で出場することができました。しかし相手は茨城県選手権という名の大舞台！私はその独特の雰囲気に呑まれてしまい、肝心の記録は27m台と力を発揮し切れませんでした。率直に言うと、ここで私の試合に対する熱意＝モチベーションはかなり落ちていました。そして後半戦（８月以降）は精神的に疲労困憊の状態で、当然結果も出せませんでした。最終戦にジュニア規格（1.75kg）の試合に参加し、気持ちよく投げられたのがせめてもの救いでしょうか。
　こうして私のシーズンは終了しました。
(3)よかったところ・そうでないところ
　やはり30m越えを達成し、県選手権に出場できたことでしょうか。しかしシーズン当初の目標を初戦に達成してしまったことによって、その後の自分にプレッシャーがかかってしまったことも事実です。それ以降の試合の日も「今日、30m越えることはキツいかな」と無意識に考える自分がいました。練習ではいい投げができていたのですが、試合ではそれが十分に発揮できませんでした。これからは緊張感を持って、常に一本一本を大切にして投げたいと思います。
　また後半戦、モチベーションが下がってしまったことはいいことではありませんが、今季は対応の仕方がわからなかったので「事実」として受け止めています。
(4)来シーズンに向けて
　一番の目標は回転投げの技術の安定＝きれいなターンの習得です。今年の初めはきちんと５４０度（一回転半）の位置から回っていたのですが、少しずつ我流になり、いつの間にか４５０度の位置から回るようになっていました。我流に慣れてしまったので、本来の位置に戻すのは億劫ですが、地道に取り組みたいと思っています。これからは忍耐が必要となるでしょうが、競技力向上賞も受賞したことですし、自信を持って練習したいです。

【桑原　寿典】（08/12/10update）
(1)2008年主成績
100ｍ：11“43　200ｍ：23”22（自己ベスト）
(2)今シーズンの反省
　2007年、県選手権の100ｍで11秒29を出した時に「このフォームで更に上を狙うのは難しい」と感じました。そこで今シーズンはフォームの見直しに取り組みました。
　今年は「我慢の年」と思っていたのですが、いろいろと考える中で、理論だけが先行してしまって走る練習を少し怠ってしまった気がします。フォーム改造はやはり走りこみなくしては実現しないと今さら感じています。
　一番の反省点はケガをしてしまったということです。しかも疲労でモチベーションが上がらず、集中力が切れたところでのケガ。自分でも「ケガの予感」がしていただけに悔やまれます。ケガの程度が軽いのが不幸中の幸いでした。
(3)今シーズンの良かったところ
　昨シーズンは走ることを怖がっていた200ｍに積極的に参加し、公認での自己記録を更新できました。100ｍでは苦しみましたが200ｍでの記録更新があったので気持ちが途切れずにシーズンを乗り切れました。
　リレーも4継ではチームベスト、マイルではラップでセカンドベストが出て、少しホッとしました。
(4)冬期から来シーズンに向けて
　今冬は長い距離も含めて走りこみと体幹強化を中心にやっていきたいと思っています。
　来春に今年の冬は練習した！と言えるようになっていたいです。

　また、先日に引退した朝原さんの、『長年やってきたが「これをやれば速くなる」という練習方法は見つからなかった。』というコメントを本で読みました。
　自分達こそもっと考えて練習をいかないとダメなんだと感じました。

　来シーズンは「速い！けどケガをしないフォーム」という目標を掲げています。

　走り方のツボ買いまっせ〜

【渡辺　和彦】（08/11/30update）
(1)2008年度成績
100m：12"43、200m：25"24w
(2)競技休会から再開まで・・・
　妻の出産を機に陸上競技からしばらく離れていましたが、今年から競技復帰をしました。クラブ休会前の最後の試合は2005年の関東選手権になりますが、今年の春まで毎年のように「陸上やりてぇー」とか、「全力で走りてぇー」とか思い続けてきました。
　そんな中、今年に入って育児がようやく安定し、時間もまとめて取れるようになってきたので、今が始めるタイミングとしては良さそうだなと、陸上競技再開を決めました。
(3)実際に競技を再開してみて・・・
　しかし三年間のブランクとは恐ろしいもので、競技を再開する頃の体力はというと、自分でもうすうす把握していましたが本当に「そこら辺にいる普通の人」状態でした。
　それでも何とか復帰戦に向けて、なかなか練習する日や時間が取れないながらも、密かに近所の車通りの少ない道路で練習していました。（密かにというよりむしろ移動時間がもったいないという理由で「どこにも行けない」状態でした。・・・）

　試合の話に移りますが、今年は２試合出場しました。目標としては自己ベストから100mは1秒以上、200mは2秒以上下回らないように設定し、それなりにプレッシャーをかけてやってみたつもりです。結果、どうにか設定内には収まってくれたので、満足感はあるように見えますが、走っている時の感覚は今でも覚えていて、極端に言うと、前に進みたいのに後ろに下がっていく様な走りの感覚に陥ってしまい、スタートからゴールまで頭の中は「あれっ？」の連続でした。自分の理想とのギャップが激しすぎて、当然走る感覚はまだ取り戻せてない感じが残り、復帰戦としてはショッキングなスタートになってしまったなと思いました。しかしそのショッキングな思いをしたおかげで、今ではそれ以上の走りをしてやろうという気持ちにさせてくれました。

　また、生活環境の変化などで練習時間にだいぶ制約が増えてきているせいか、練習の集中力や、１時間できっちり練習する方法等いろいろ考えるようになってきました。ひと月に何回も練習できないので、一度の練習は自分にとってはすごく密度の高い時間にしていかなければいけないと強く感じました。この先も練習時間が無いなりに工夫して、日々向上していきたいと思います。

　最近ようやく大人チームに合流させていただき練習する日もあるのですが、この大人チームにいる人達の競技に対する熱意というものを、昔一緒に練習していた時はあまり感じていませんでした。しかし、一時的に競技から離れ今年から一緒に練習するようになり、ふと客観的に見た時に、「この人たちやっぱりいろんな意味ですごい！」って思いました。こんなことやっている物好きな大人はなかなかいないです。何というか忘れかけていたチームの魅力と存在の有難みを改めて実感しました。
(4)来年に向けて
　色んな種目をやってみても面白いと思うのですが、あれこれやって怪我したくないので、来年は基本的に100〜400mの「走」だけに集中したいと思います。また「リレー」種目には是非走りたいと思っているので、チームに貢献するために、個人の記録はもちろん自己ベストを余裕でクリアできるパフォーマンスを出す必要があると考えています。私は体が小さいので、ダイナミックな走りができるように上半身を中心に強化していきたいところですが、全体バランスは失わないよう心掛け、又怪我をしない体づくりも必要でしょうから、地味な補強もこつこつやっていこうと思います。来年の今頃は後悔しないためにも「やれるだけのことをやる！」それだけですね。

【石��　一平】（08/11/24update）
(1)2008年度主戦績
十種競技6503点、走幅跳7m02、１１０mＨ15"64（being記録）、４００mＨ55"88（being記録、自己記録）
(2)シーズン反省
　今季の目標は十種6700点＆関東選手権3位以内で来季の日本選手権の出場権を獲得することでした。しかし記録面では6500オーバーが1試合のみと遠く及ばず、地元開催の関東選手権でも6334点で8位と、十種に関してはいい所なしのシーズンになってしまいました。 　各種目を見ても、昨季は50秒台を2回出した４００ｍで52"67が最高と、特にスプリント面での落ち込みが顕著だったように思います。
　また、一度は15秒台中盤まで押し上げた１１０mＨの記録が関東選手権以降は再び16秒台に逆戻りしてしまうなど、過去に一度「つかんだ」かに思えた動きができなくなってしまう種目があったことも、厳しいシーズンの一因となりました。
　プラス面を探してみると、まずは県選手権で十種＆マイル＆三段跳をやり切れたことでしょうか。2年ぶりに走った県選のマイルはやっぱりしびれた！　お祭り的な試合を満喫できたことは非常によかったです。また、自分の中ではやや苦手意識のあった４００mＨでｂｅ記録を出せたことも大きな自信になりました。
　最後に両リレーに関してですが、４継は着実な歩みを見せることができたと思います。個人的に目標にしている高校時代のチームベスト43"12までもう少し！　マイルは県選の予選突破・ｂｅ記録の更新こそなりませんでしたが、3レース走れたことには満足しています。

　チーム全体に関して付け加えると、コンディション不良者が多かった下半期が盛り上がりに欠けてしまったのが残念でした。県選までは非常にいい流れだったと思うのですが…。ただこれに関しては、昨季が出来すぎだったという一面もあるような気がします。失敗から湧いてくるモチベーションもあります。来季が少しでもいいシーズンになるよう、精進あるのみ、です。自力本願！！
(3)冬期練習へ向けて
　何よりもスプリント力の回復が至上命題です。普通に走れれば１００ｍは11"3台、４００ｍは51秒台という状態に持って行きたい！　そのためには綺麗な動き作りを重視し、また冬期でもスパイクでの走練習を多く取り入れて、スピード感覚を養っていこうと思っています。