やっぱり県選手権って…
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近田 伸吾 |
今年の県選手権はビーイング史上過去最高の盛り上がりでしたね。この大会に関わった人数が多くなったのと、県選手権で戦える戦力が付いてきたということでしょう。個人的に今回で10回出場を果たしました。(95年初出場、出場していない年もあります)たぶん菅谷選手はとっくに10回出ているはず!
この大会を知ったのは中学3年生の時で、顧問の先生に「どうやったら出場できるのですか?」と聞き、出場するには標準記録を突破しないといけないと知りました。当時の標準記録は1m85で、私の記録は1m75だったのでいつかは出場したい憧れの大会でした。(現在の標準記録は1m70) 初出場は高校2年の時で、学校から参加したのは私1人でした。1m85では出場するだけで相手にしてもらえずあっさり惨敗。「みんなすげーな!」「レベルたけーよ!」って感じました。 大学4年間は4年連続で2位。大学4年生の時、「競技を続けるか、辞めるか」と考えた時に「やっぱり県選勝ってないから」という理由で続ける事を決めました。 そして初出場から9年目の03年。ビーイングに入会した年に7回目の出場で初優勝することができました。「やっと追い続けた宝物を手に入れた!」と思いました。 今年4年振りに出場。前日の夜は緊張からか寝付けなかったり、イメージが悪かったりと不安要素がたくさんありました。そんな状況でも今年はチームの声援や手拍子が後押ししてくれ優勝することができました。表彰台で「やっぱり県選っていいよな!!」と感じました。 チームとしてはマイルが決勝へ進出したことが大きな出来事ですね。私自身の体調が万全ではなく決勝を走れなかったことは残念で、レースは複雑な気持ちで応援していました。それも県選だからこそ感じるのでしょう。 普段は個人で練習していても「まとまりある集団」だと感じていましたが、今年の県選ではそれを強く感じると共に、さらに結束が強まったように感じます。 県選手権は私の競技人生の中で大きな存在で、今後も変わることはないでしょう。出場すると毎回違う感動があります。10回出場すれば10回違う感動を味わうことができます。この先何回出場できるかわかりませんが、これからも多くの感動を与え、感動をしたいと思います。 |
ちかだ しんご |
(2009/7/23 update)